吊り足場とは?仕組みや設置基準・必須資格から費用相場まで徹底解明
吊り足場とは、一般的な枠組足場やくさび緊結式足場のように地面から支柱を組み上げるのではなく、上部構造物(橋桁、鉄骨梁、トラスなど)からチェーンや鋼製ワイヤーロープを用いて作業床を吊り下げる仮設構造物です。
代表的な用途として挙げられるのが、水面の上を跨ぐ吊り足場を使った橋梁工事です。川底や海底、稼働中の高速道路や鉄道の直上では地上に足場を設置することが物理的に不可能です。こうした制約をクリアし、橋桁の下面塗装塗り替え、コンクリート片の剥落防止対策、耐震補強用鋼板の圧着作業などを可能にします。
構造の種類としては、作業床を隙間なく一面に敷き詰める吊り棚足場が主流です。橋梁下面全体をひとつの巨大なステージのように覆うことで、作業員が地上と同じ感覚で移動・施工できる環境を構築します。ほかにも、限定的な補修に用いられる吊り枠足場や、ゴンドラのように昇降機構を備えた可動式吊り足場など、施工条件に応じた複数のバリエーションが存在します。
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