芽ひじきと長ひじきの違いは?料理が劇的に変わる使い分けの極意
乾物を調理する際、最大のボトルネックとなるのが「戻し」の工程だ。水に浸けて放置するだけでは、水っぽくなったり、特有の磯臭さが残ったりして料理の味を損ねてしまう。食育の第一人者として知られた服部幸應氏が説いた素材への敬意と科学的アプローチを受け継ぎ、現在プロの料理人が実践している「最新の戻しテクニック」を取り入れたい。
最も推奨される裏技は「50℃のぬるま湯+日本酒」メソッドだ。ボウルに45〜50℃前後のぬるま湯を張り、大さじ1杯の清酒を加える。ここにヒジキを投入すると、冷水で戻すよりも細胞組織を破壊せず、短時間でムラなくふっくらと戻る。アルコール分が揮発する際に、余分な海藻臭を一緒に抱え込んで取り去ってくれる。
戻し時間は、芽ひじきなら約10分、長ひじきなら15〜20分がベストだ。戻した後はザルにあげ、たっぷりの流水で2〜3回しっかりと揉み洗いする。最後にキッチンペーパーで包み、余分な水分をぎゅっと絞り切る。このひと手間で、調味料の吸い込みが劇的に向上し、料亭のような洗練された味わいが完成する。
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