没後6年、三鷹の大邸宅が語る「喜劇王」の静けさ——志村けんの家を巡る遺族の決断と昭和・平成の記憶
主を失った邸宅で、真っ先に問題となったのが残された愛犬や遺品の扱いだった。犬たちは志村さんの付き人や関係者に引き取られ、新たな引き取り手のもとで今も可愛がられているという。しかし、家の中に残された膨大な衣装や小道具、そしてコレクションの数々は、処理が極めて難航した。
「バカ殿様」の衣装や数々のコントで使われた小道具は、ファンにとっても日本のお笑い史にとっても貴重な財産だ。それらを単なる「遺品」として処分してしまうのか、あるいはどこかに寄贈するのか。近隣住民からは草木の剪定や防犯面での懸念も聞かれる中、遺族と関係者は静かに、しかし着実に整理を進めてきた。
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