長崎・波佐見の谷間に立つ「中尾山交流館」──400年の陶郷が仕掛ける、手仕事と旅人のリアルな交差点
中尾山が最も華やぐ季節、それが春と秋だ。春には「中尾山 桜めぐり」が開催され、満開の桜並木の下で各窯元が工房を解放する。ピンク色の花びらが舞い散る中、職人と直接会話をしながら器を選び、限定のカフェコーナーで地元の茶を楽しむ人波で賑わいを見せる。
一方、秋の窯めぐりでは、どこかノスタルジックな空気の中でじっくりと作品と向き合うことができる。風が冷たくなり始める季節、温かいスープやコーヒーを注ぐためのマグカップを探しに、全国から陶芸ファンが訪れる。季節の移ろいとともに表情を変える集落の佇まいが、訪れる度に新しい発見をもたらしてくれる。
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