現代スーツの原点!18世紀フランス宮廷服アビ・ア・ラ・フランセーズ
西洋服飾史を学ぶ上で頻出する用語に「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」があります。名称が酷似していますが、こちらは同時代を代表する女性用の宮廷ドレスです。
両者の明確な違いを整理すると、以下のようになります。
・アビ・ア・ラ・フランセーズ(Habit à la française):
男性用宮廷服。アビ・ジレ・キュロットの3点からなり、身体のラインに沿ったシャープなカッティングが特徴。
・ローブ・ア・ラ・フランセーズ(Robe à la française):
女性用宮廷ドレス。パニエ(骨組み)によって左右に大きく張り出したスカートと、背中から裾へと流れる優雅なプリーツ(通称:ワトー・プリーツ)が最大の特徴。ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットの肖像画で広く知られています。
ヴェルサイユ宮殿の祝祭空間では、男性のアビと女性のローブが調和し、空間全体でロココ芸術の極致を体現していました。
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