「御朱印集めてどうする」冷ややかな視線の裏で、令和の参拝者が寺社に見出す“予想外の救い”と集める意味
情報過多の波が押し寄せる現代、若年層を中心に「脱デジタル」の場として寺社が選ばれている点も見逃せない。境内に足を踏み入れた瞬間、杉の木の匂いや風の音、砂利を踏みしめる足音が視覚と聴覚を満たす。スマホの通知に追われる日常から逃れ、五感を研ぎ澄ますプロセスそのものが極めて上質なリフレッシュになっている。
あるメンタルクリニックのカウンセラーは、「御朱印を受けるために参拝するという明確な動機が、出不精になりがちな人の外出しようという意欲を引き出す」と指摘する。ただ散歩するのではなく、目的を持って目的地へ向かい、手元に形として残る。この一連の体験が、一種の行動療法やマインドフルネスとして機能しているのだ。
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