敷金・礼金の違いとは?戻るお金の仕組みとゼロゼロ物件の落とし穴を解説
「お金を払って部屋を借りるのに、なぜさらにお礼を支払わなければならないのか」と理不尽に感じる方もいるはずです。礼金はなぜ払うのかという疑問の背景には、日本の歴史的な慣習が存在します。
礼金の起源は、昭和の高度経済成長期にまで遡ります。上京する若者が急増して深刻な住宅不足に陥った時代、親が大家に対して「うちの子をよろしくお願いします」と心付けを渡した風習が制度として定着しました。住宅供給が過剰になった現在でも、人気エリアや新築・築浅の人気物件では慣習として残されています。
近年は空室対策として「礼金なし(0ヶ月)」の物件も増えていますが、飛びつく前に礼金なし物件のデメリットを把握しておく必要があります。
礼金をゼロに設定している物件の中には、駅から遠い、日当たりが悪い、築年数が古いなど、物件自体の競争力が低いために設定されているケースが少なくありません。また、礼金を取らない代わりに月々の家賃や管理費を相場より高めに設定し、長期的に回収する価格設定になっている物件も見受けられます。「初期費用は安かったが、2年間住んだトータルコストでは割高になった」という事態を避けるためにも、周辺相場との比較が欠かせません。
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