果糖とブドウ糖の違いとは?代謝ルートと脂肪肝リスクの真実を解説
肝臓に運び込まれた大量の果糖は、一体どこへ向かうのでしょうか。栄養生化学の視点から見ると、肝臓における果糖の代謝スピードは極めて速く、エネルギーとして処理しきれなかった余剰分は、直ちに中性脂肪(脂肪酸)へと合成されます。
小児肥満や内臓脂肪研究の世界的権威であるカリフォルニア大学のロバート・ラスティグ名誉教授は、果糖の過剰摂取がアルコール中毒患者と同様の肝障害を引き起こすと長年警告し続けています。アルコールのように脳を酩酊させないものの、肝臓における代謝負荷と脂質への変換ルートは驚くほど酒類と酷似しているからです。
過剰な果糖は肝臓細胞内に脂肪として蓄積し、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)や代謝異常関連脂肪肝(MASLD)を引き起こす最大の要因となります。運動で消費されやすいブドウ糖と異なり、果糖は「ダイレクトに肝臓へ蓄えられて脂肪に変わる糖」なのです。
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