ワニの向きで丸わかり!ラコステとクロコダイルの違いと歴史を徹底比較

ワニの向きで丸わかり!ラコステとクロコダイルの違いと歴史を徹底比較に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

「どちらかがもう一方を模倣したのではないか」というパクリ疑惑は、インターネット上でも長年議論されてきたテーマです。結論から言えば、両者はまったく異なるルーツから誕生した独立ブランドであり、現在は法的な協定のもとで正当に共存しています。

先発となったのは、1933年にフランスで誕生したラコステです。伝説的なテニスプレーヤーであるルネ・ラコステが、自身の粘り強いプレイスタイルから「ワニ(アリゲーター)」の愛称で呼ばれたことをきっかけに、友人のデザイナーにワニの刺繍を依頼したのが始まりでした。当時としては画期的だった通気性に優れた鹿の子編みのテニス用ポロシャツを開発し、世界的な名声を獲得します。

対するクロコダイルは、1947年に香港の陳氏一族によって設立された「香港クロコダイル(鰐魚恤有限公司)」が起源です。アジア圏において高級カジュアルブランドとして急成長を遂げ、日本ではアパレル大手のヤマトインターナショナルが1963年にライセンス契約を締結。日本人の体型や好みに合わせた独自商品として展開を広げました。

しかし、グローバル市場の拡大に伴い、両者は激しい商標権裁判へと突入します。特にアジア市場において「消費者が混同する」としてラコステ側が訴訟を起こし、数十年間にわたって法廷闘争が続きました。最終的には2003年、香港クロコダイル側がロゴのデザインを修正し、ワニの尾の角度や鱗のディテールを変更して左向きを強調することで正式に和解が成立。今日では双方が独立した商標として認められています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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