お餅は何歳から?3歳でも窒息リスクが高い理由と安全な食べさせ方
子どもの口腔機能の発達過程を医学的に見ると、お餅を安全に処理できるようになるまでには長いステップが必要です。
乳歯の奥歯(乳臼歯)が生え揃うのは一般的に2歳半から3歳頃ですが、歯が生えたからといってすぐに「すり潰す力」が完成するわけではありません。食べ物を前歯で噛み切り、奥歯ですり潰し、唾液としっかり混ぜ合わせて滑らかな食塊(しょっかい)にしてから飲み込むという一連の「協調運動」が安定するのは、5歳から6歳頃とされています。
消費者庁が公表している「幼児の誤嚥・窒息事故防止ガイドライン」においても、気道閉塞を起こしやすい危険な食品として、ミニトマトやブドウなどの球状食品、ナッツ類と並び、お餅が筆頭に挙げられています。同庁のデータ分析では、食品による窒息死亡事故の多くが65歳以上の高齢者と、0歳〜4歳の乳幼児に集中していることが明らかになっています。
幼児は食事中に急に笑ったり、歩き回ったり、驚いて息を吸い込んだりすることで、口内の食べ物が気道へ吸い込まれるリスク(誤嚥)が大人より格段に高いため、発達段階に応じた慎重な見極めが不可欠です。
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