日本酒「澪」はまずい?甘すぎる噂の真相とプロが教える絶品アレンジ
「甘すぎる」という感想の背景には、製法とスペックに明確な理由が存在します。宝酒造の松竹梅白壁蔵「澪」は、原材料に糖類や香料を一切使用せず、お米と米麹、そして水だけで造られています。それにもかかわらず強い甘みを感じるのは、独自の酵母によってお米本来のうまみと自然な甘酸っぱさを極限まで引き出しているためです。
一般的な清酒のアルコール度数が15度前後であるのに対し、澪のアルコール度数は5%とビール並みの低さに設定されています。アルコール分が低いぶん、酵母が糖分を食べ尽くさずに残るため、甘酸っぱいエキス分がダイレクトに舌へ伝わります。これが「甘酸っぱくて飲みやすい」という長所になる反面、辛党にとっては「甘すぎて重い」と感じる要因になります。
さらに見逃せないのが、料理とのペアリングにおけるミスマッチです。日本酒といえば「和食に合わせるもの」という固定観念から、居酒屋の定番である刺身、煮魚、塩焼きなどと合わせてしまうケースが多発しています。みりんをたっぷり使った料理や淡白な白身魚に甘いスパークリングを合わせると、互いの風味がぶつかり合い、「後味がくどい」「料理に合わなくてまずい」という結論に至ってしまうのです。
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