喉のイガイガは花粉症かコロナか?症状の違いと緊急受診の判断基準
喉の奥がムズムズと痒(かゆ)いのか、それとも焼けるような痛みや腫れぼったさがあるのか。この感覚の違いこそが、最初の大切な分岐点だ。スギ花粉症における喉の不快感は、過剰な免疫反応によって鼻水が喉の奥へ垂れる「後鼻漏(こうびろう)」や粘膜の局所的なアレルギー反応によって引き起こされる。そのため、かゆみや「イガイガ感」が前面に出やすく、目のかゆみや連続するくしゃみを伴うのが典型的なパターンだ。
一方で、新型コロナウイルス感染症による喉の異常は、ウイルスが上気道粘膜細胞に侵入して激しい炎症を引き起こすことで生じる。日本耳鼻咽喉頭頸部外科学会の専門家や、アレルギー疾患の第一人者である大久保公裕教授らが指摘するように、コロナの感染初期には単なる違和感から一気に「飲み込むときに強い痛みが走る」状態へ移行しやすい。天候や花粉飛散量によって症状の強弱が揺れ動く花粉症に対し、感染症は時間経過とともに体温上昇や全身の倦怠感が広がっていく。
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