「被告」と「被告人」の決定的な違いとは?法律用語と報道の誤解

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これに対して、「刑事訴訟法」の領域に足を踏み入れると、状況はガラリと一変する。刑事裁判では、警察の捜査を経て犯罪の嫌疑が固まった段階で、国の代表者である「検察官」が公訴を提起(起訴)する。この時点で、それまで「被疑者(いわゆる容疑者)」と呼ばれていた人物は、法的立場が「被告人」へと変化する。

刑事裁判における対立構造は、「検察官」と「被告人」およびその弁護人となる。検察官は被告人が罪を犯したことを証明しようとし、被告人側は無罪や量刑の軽減を求めて主張を展開する。「被告人」という言葉には、国家権力による刑罰を受ける危険性に晒されているという重い意味が含まれているのだ。だからこそ刑事訴訟法では、被告人の防御権を守るための様々な手続保障が細かく定められている。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

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