歴史の波乱を生き抜いた「名門の美学」——いま再評価される「稲葉家」が語る日本文化の神髄と令和の継承劇
稲葉氏のルーツを辿ると、美濃国(現在の岐阜県)の有力豪族「西美濃三人衆」の一人として名を馳せた稲葉一鉄(良通)に行き着く。信長、秀吉、家康という三英傑の誰もが一目を置いた一鉄の頑直さと果敢な武略は、家訓のように後世へと受け継がれていった。
時代が下り、関ヶ原の戦いという天下分け目の決戦においても、稲葉家は極めて戦略的な立ち回りを見せる。主家を守りつつ時代の趨勢を見極める眼力は、単なる武勇にとどまらない「家を残す」ための高度な政治的生存戦略だったと言える。
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