老朽化庁舎の刷新から行政Dxまで。だんじりの街が挑む「令和の自治体改革」最前線:岸和田市役所が描く次世代の都市像
岸和田を語る上で「だんじり」を切り離すことはできない。そして、今回の行政改革においても、祭礼文化と行政機能の親和性が重要なキーパーツとなっている。毎年秋、市内全域が熱狂に包まれるだんじり祭の期間中、市役所は交通規制のコントロールや安全管理、医療救護の統合司令部として機能する。
新しい庁舎設計や運用プランには、この巨大な祭礼イベントを支えるロジスティクス機能があらかじめ組み込まれた。広大な前庭スペースは平常時には市民の憩いの場やマルシェとして活用され、祭の時期には安全対策本部や救護ステーションとして即座に姿を変える。地域のアイデンティティである祭りを支えるインフラとして市役所を定義し直した点は、他の文化都市にも類を見ないユニークな取り組みだ。
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