『ゲゲゲの女房』原作者・武良布枝の現在|94歳の今と水木家の絆
布枝さんと水木しげるさんの間には、苦難の時代を共にくぐり抜けた2人の娘(子供)がいます。水木家の家族構成は、水木しげるさん(2015年没)、布枝さん、そして長女の武良尚子(むら・なおこ)さん、次女の原口智紀(はらぐち・ちえこ、旧姓・荒井)さんの4人家族でした。
長女の尚子さんは、父の著作の管理やエッセイの執筆を手掛け、父のユーモラスな素顔を伝える語り部として活躍。次女の智紀さんは、家族企業である有限会社水木プロダクションの代表取締役社長を務め、水木作品の版権管理やイベントの企画運営を先頭に立って指揮しています。
2026年の水木しげる生誕100周年記念プロジェクトや、2026年の鳥取県境港市「水木しげる記念館」の大規模リニューアルオープンなど、現在も展開されている数々の試みは、娘たちの尽力によるものです。激動期を母の背中を見て育った姉妹は、水木作品の持つ「生命への讃歌」や「妖怪に対する畏怖の念」を損なうことなく、令和の若者世代へ見事に伝え続けています。布枝さんの現在の穏やかな暮らしは、母を敬い仕事を引き継いだ娘たちの結束によって支えられているのです。
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