子宮内膜エコーの見方を徹底解説!3層構造や白黒の影・厚さの基準値
経膣エコーは、着床環境の確認だけでなく、子宮内の病変を早期発見するための極めて優れたスクリーニングツールです。エコー画像に以下のような特徴的な影が見られる場合、医師は詳しい検査や治療を提案します。
1. 子宮内膜ポリープのエコー像
子宮内膜の一部がキノコ状に突出する良性腫瘍です。エコー写真では、内膜の中に境界が明瞭な丸い高エコー(白い塊)として描出されたり、内膜の真ん中の白い線がポリープによって押し広げられて歪んでいたりします。超音波ドップラー検査をあてると、ポリープの茎に向かって一本の栄養血管(フィーディングベッセル)が入り込んでいる様子が確認できるのが特徴です。着床の物理的な邪魔になる場合、子宮鏡検査や切除術が検討されます。
2. 子宮内膜肥厚症の兆候
生理直後であるにもかかわらず内膜が薄くならず10mm以上の厚みが残っている場合や、閉経後で本来数ミリ以下であるはずの内膜が5mmを超えて肥厚している場合、子宮内膜肥厚症が疑われます。
エコー上では、内膜が不均一に白く盛り上がり、内部に小さな黒い水玉(嚢胞状の抜け)が無数に見える「スイスチーズ様パターン」を呈することがあります。子宮内膜肥厚症は、エストロゲンがプロゲステロンに対して過剰に作用することで起こり、一部は子宮体がんの前段階(異型増殖症)である可能性もあるため、内膜細胞診や組織診といった確定診断のための精密検査が必須となります。
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