子供の歯茎に白いできもの?放置厳禁のフィステル見分け方と治療
フィステルは、人間の自然免疫や市販の塗り薬、うがい薬などで自然治癒することは絶対にない。どれほど丁寧に歯磨きをしても、どれほど栄養を摂取しても、体内から自然に消滅することはない構造的な理由が存在する。その根本的な病態が「根尖性歯周炎」である。
発症の引き金は主に2つある。1つは過去に放置された重度の虫歯、もう1つは遊具からの転落や衝突による「歯の打撲」だ。特に幼児期に前歯を強くぶつけた場合、数ヶ月から半年以上のタイムラグを経て神経が徐々に壊死し、後から歯茎にフィステルとなって現れるケースが後を絶たない。壊死した歯の内部(根管)は、酸素を嫌う嫌気性細菌にとって格好の増殖スペースとなる。
歯の内部には血流が届かないため、白血球や抗生物質といった生体防御機構が細菌の巣窟へと侵入できない。根管内で爆発的に増殖した細菌と膿は、根の先端の小さな孔(根尖孔)から骨の中へと溢れ出し、逃げ場を求めて歯槽骨を溶かしながら歯茎の表面を突き破る。これがフィステルの正体だ。つまり、感染源である歯の内部を物理的に清掃・消毒しない限り、膿の生産ラインは永久に止まらない。
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