笑顔の歪みや口元の左右差を招く「下唇下制筋」の正体と最新治療

笑顔の歪みや口元の左右差を招く「下唇下制筋」の正体と最新治療を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

下唇下制筋のトラブルを理解するうえで欠かせないのが、解剖学的な位置関係と運動メカニズムです。この筋肉はオトガイ部(あごの先端周辺)の外側に位置する四角形の薄い板状筋で、表情筋のなかでも繊細なコントロールを担っています。

解剖学的な起始は下顎骨の斜線(下顎骨の前外面)にあり、そこから内上方へ斜めに走行して停止部である下唇の皮膚や口輪筋へと繊維が合流します。主な作用は「下唇を真下およびやや外側下方へと引き下げる」動きであり、悲しみや不満を表す表情を作るときや、会話中に下の歯を露出させるときに強く働きます。

この筋肉をコントロールしているのは、第7脳神経である顔面神経の下顎縁枝(かがくえんし)です。下顎縁枝は下顎の骨のラインに沿って非常に浅い層を走行しているため、外傷や外科手術、ウイルス感染による神経炎などの影響を極めて受けやすいデリケートな神経路として知られています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

タグ: https://aitraining.bnsf.com/kqsdirdv/6539166/