致死率3割の猛威…人食いバクテリア微かな傷から迫る恐怖の真実

致死率3割の猛威…人食いバクテリア微かな傷から迫る恐怖の真実の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

俗に「人食いバクテリア」と称される病態の多くは、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)に伴う壊死性筋膜炎を指す。その主な原因菌となるのがA群溶血性レンサ球菌だ。この細菌自体は、日常的に子供の咽頭炎などを引き起こす身近な存在だが、ひとたび血液や深部組織へ侵入すると毒素を爆発的に放出し、凶悪な病原体へと変貌を遂げる。

侵入ルートとして最も多いのが、皮膚や粘膜にできた微小な傷口だ。足の水虫、靴擦れ、ささくれ、小さな切り傷や虫刺されの掻き壊しなど、日常のあらゆる亀裂が侵入口になり得る。近年では明らかな傷口が見当たらないケースでも、筋肉の微小な損傷部から菌が増殖を開始した事例が確認されている。

A群溶血性レンサ球菌が産生するスーパーアンチゲンと呼ばれる毒素は、体内の免疫システムを暴走させ、全身に激しい炎症を引き起こす。その結果、急速なショック状態や多臓器不全が引き起こされ、発症からわずか24〜48時間で命を奪う事態にまで発展するのだ。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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