紫の補色は黄色だけじゃない?色相環で変わる正解と失敗しない配色術
一般的に広く知られている「紫の補色は黄色」という認識は、日本の教育現場やデザイン実務で広く使われているPCCS色相環(日本色研配色体系)に基づいています。PCCSの24色相環において、20番の「紫(パープル)」のちょうど正反対(180度)に位置するのが8番の「黄(イエロー)」です。
ところが、国際的・工業的に広く採用されているマンセル表色系のカラーサークルを見ると、紫(5P)の真正面に位置する補色は「黄緑(5GY)」になります。マンセル表色系における黄色(5Y)の補色は「青紫(5PB)」であり、私たちが普段思い浮かべる標準的な紫とはズレが生じる仕組みです。
このように、どの色彩体系を基準にするかによって「補色の厳密な定義」には違いが生じます。学校で習った知識だけで判断せず、扱うツールや分野の基準を意識することが、プロフェッショナルな色使いの第一歩となります。
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