仏アンティーク食器が異常高騰!名窯の刻印とプロの買い付け現場
良質なピースを手に入れるためのルートは、観光客向け頭上価格のショップだけではない。パリ北部に広がるパリ・サントゥアン蚤の市は、今なお世界最大のトレジャーハントの現場だ。ただし、一般の観光客が集まる日中のメインストリートではなく、金曜早朝のプロ専用ディーラーズタイムや、裏通りの古物商がひしめくエリアにこそ本物が潜んでいる。
現地トップバイヤーが駆使するのは、イル・ド・フランス地方やロワール渓谷沿いの村々で週末ごとに開催される「ブロカント(蚤の市)」や「ヴィド・グルニエ(屋根裏市)」を巡る直接交渉ルートだ。一般家庭の遺品整理から出た未分類の木箱の中に、無傷の19世紀バルボティーヌ(立体装飾陶器)が眠っていることも珍しくない。現地コミュニティに根ざした古物商とのネットワークを築くことこそが、投機マネーに荒らされていない純粋なアンティークを入手する唯一の道筋といえる。
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