コムサデモードが消えた真相|ブランド終了の噂と現在の姿
コムサ・デ・モードの変革を理解するには、日本のファッション史におけるDCブランドブームの栄枯盛衰を振り返る必要があります。1980年代、若者たちは競うようにDCブランド(デザイナーズ&キャラクターズ・ブランド)の服を買い求め、ショップ前には大行列ができました。
しかし、1990年代初頭のバブル崩壊を機に高級アパレル市場は急速に縮小。追い打ちをかけるように、2000年代以降はユニクロをはじめとする高品質な低価格SPAや外資系ファストファッションが台頭しました。服に数十万円を惜しみなく投じる消費文化は薄れ、「シンプルで安くて良いもの」へ大衆の価値観が劇的にシフトしたのです。
百貨店自体の客足が鈍る中、かつてのように単一のDCブランド看板だけで集客を維持するのは困難を極めました。多くの老舗DCブランドが倒産やブランド休止に追い込まれる中、ファイブフォックスは「コムサイズム」でボリュームゾーンのシェアを握りつつ、本家コムサ・デ・モードを「コムサ・プラチナ」へと高付加価値化することで、激動の時代を生き残る道を選びました。
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