耳がぷよぷよ腫れる耳介偽嚢腫の真相!原因と再発防ぐ治療法・受診先
耳介偽嚢腫は、耳の上半分を形づくる耳介軟骨の層間に、さらさらとした淡黄色の組織液(滑液に似た浸出液)が溜まることで発症する。触れると弾力性があり、まさに「耳に水がたまった」ような柔らかい腫れを生じるのが最大の特徴だ。
細菌感染を伴う耳介軟骨膜炎のように強い自発痛や発赤、激しい熱感が出ることは少なく、触っても「違和感がある程度で痛くない」と語る患者が多い。この痛みの乏しさが発見の遅れや受診の先送りを生む要因となっている。
臨床現場で鑑別が求められる疾患に「耳介血腫」がある。両者の決定的な違いは貯留している内容物と発症の経緯だ。
- 耳介偽嚢腫:軟骨の内部に淡黄色透明の浸出液が溜まる。激しい外傷歴がない若年層から中高年まで幅広く発症する。
- 耳介血腫:軟骨と軟骨膜の間に「血液」が溜まる。柔道やラグビー、レスリング、ボクシングなど激しいコンタクトスポーツでの強い打撲や摩擦が主因となる。
どちらも放置すると軟骨の変形を招く点では共通しているが、病態の成り立ちと液体の性質が明確に異なる。
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