妊娠中のジェルネイルは危険?産院が警告する緊急リスクと安全策
妊婦健診や入院時に指先へ挟まれる小さなクリップ状の装置、それがパルスオキシメーターだ。この機器は赤色光と赤外光を爪越しに照射し、血液中のヘモグロビンがどれだけ酸素と結合しているかを示す経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)をリアルタイムで瞬時に測定する。
ジェルネイルに使用されるUV・LED硬化樹脂や色素、特にラメや濃色顔料、立体的なパーツは、この光の波長を物理的に遮断・屈折させてしまう。その結果、数値が著しく低く表示されたり、エラーが出て測定不能に陥るトラブルが頻発する。爪床の毛細血管が透けて見える生爪の状態は、麻酔科医や助産師がチアノーゼ(低酸素状態による皮膚の紫変)を肉眼で確認する最後の砦でもある。機械と人間の目の双方を塞いでしまう点に、医療従事者が危機感を募らせる最大の理由がある。
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