花粉症で耳が詰まる不快感の正体!放置で潜む難聴リスクと解消法
耳と鼻は独立した器官ではない。解剖学的に両者は「耳管(じかん)」と呼ばれる細い管で直結している。耳鼻咽喉科学の知見によれば、耳管は普段閉じており、唾を飲み込んだりあくびをしたりした瞬間にだけ開き、中耳内の気圧を外気圧と等しく調整する役割を担う。
スギ花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎を発症すると、鼻腔の粘膜が激しく腫れ上がる。その炎症が耳管の鼻側開口部にまで波及すると、管の通り道が塞がってしまう。これが「耳管狭窄症」や、より広範な「耳管機能不全」と呼ばれる状態だ。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会が警鐘を鳴らすように、換気機能を失った中耳腔は陰圧になり、鼓膜が内側に強く引き込まれる。その結果、水中にいるような強い耳閉感が生じるのだ。
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