愛犬のしこりは粉瘤か悪性腫瘍か?見極め方と低侵襲治療の最前線

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犬の皮膚表面に生じるドーム状のしこり。獣医学的な正式名称を「表皮嚢胞(ひょうひのうほう)」と呼ぶ。毛包の構造が何らかの刺激や閉塞によって袋状に変化し、本来なら新陳代謝によって剥がれ落ちるはずの角質(垢)や皮脂が袋の内側に蓄積していく良性病変だ。触感はやや弾力があり、皮膚の浅い層に張り付いているように感じられるケースが多い。

老齢犬によく見られるカリフラワー状の皮脂腺腫や脂肪腫と混同されやすいが、病理学的な発生プロセスは異なる。表皮嚢胞は内部に粥状(チーズ状)の角質塊をぎっしりと溜め込んでいるため、時間とともに少しずつ肥大化していく特徴を持つ。良性とはいえ、自然に消滅することは基本的にない。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

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