愛犬のしこりは粉瘤か悪性腫瘍か?見極め方と低侵襲治療の最前線
粉瘤が大きくなり、愛犬が家具の角に体を擦り付けたり爪で引っ掻いたりした拍子に、皮膚が破れて破裂することがある。中から独特の異臭を放つ白〜黄褐色のドロドロしたペースト状物質が噴出し、飼い主がパニックに陥る典型的な緊急事態だ。
破裂した際に飼い主が取るべき行動は極めてシンプルである。まず、人間用の消毒液やアルコールを吹きかけてはならない。刺激が強すぎて組織障害を悪化させるためだ。清潔なガーゼやキッチンペーパーを生理食塩水(またはぬるま湯)で湿らせ、患部を優しく覆って滲出物を吸い取る程度にとどめる。患部を無理に搾り出すのも避けるべきだ。嚢胞壁が皮膚の深部で破綻すると、内容物が皮下組織へ漏れ出して激しい異物反応と蜂窩織炎(ほうかしきえん)を併発する。
患部を保護したら、エリザベスカラーを装着して患部を舐めさせない状態を作り、速やかに動物病院へ向かう。獣医皮膚科の現場では、破裂直後の適切な創傷洗浄と抗生剤・消炎剤の処置が、その後の二次感染拡大を防ぐ決定打となる。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/uyvowkjm/2245002/