福寿草に似た花の見分け方|猛毒リスクとキバナセツブンソウ等の違い
福寿草の鑑別において最も警戒しなければならないのが、花ではなく「芽生え(新芽)」の段階です。食用山菜として大人気の「フキノトウ」と芽吹きの時期・外観・生息場所が重なるため、毎年のように誤食による救急搬送事故が発生しています。
福寿草は、根・茎・葉・花に至るすべての部位にアドニトキシンやシマリンといった強力な強心配糖体を含む有毒植物です。致死性も極めて高く、誤って口にすると以下のような劇症症状を引き起こします。
・初期症状:激しい嘔吐、吐き気、腹痛、下痢、口腔内のただれ
・重症化時:不整脈、血圧低下、呼吸困難、心停止(最悪の場合は死亡)
なぜ誤食が起きるのか。それは、雪解け直後に土から突き出た福寿草のつぼみが、緑〜赤紫色の苞に包まれたフキノトウの芽と酷似しているからです。特に、同じ山林や土手の日当たりに両者が混ざり合って自生しているケースがあり、「フキノトウを採っていたら福寿草の芽が混入した」という事故パターンが後を絶ちません。
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