さつまいも生産量ランキング2026!鹿児島と茨城の激突と逆転の真相
鹿児島県をはじめとする九州勢の収穫量減少を語る上で避けて通れないのが、「サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)」による深刻な農業被害です。
糸状菌(カビの一種)によって引き起こされるこの病害は、地際部の茎が黒く変色して枯死し、土中のイモを腐敗させます。2018年秋に沖縄県や鹿児島県で初めて確認されて以降、またたく間に九州全域へ拡大しました。有効な特効薬が限られていた初期には、鹿児島県内の一部地域で収穫量が前年比3〜4割も落ち込むなど、壊滅的な打撃を受けました。
この減産危機に対し、九州の生産現場では徹底した産地防衛策が展開されています。
- 無病健全苗(バイオ苗)の導入:ウイルスや菌フリーの苗を徹底管理して増殖・供給。
- 土壌消毒と圃場排水の改善:病原菌の潜む土壌を蒸気や薬剤で消毒し、水はけを向上。
- 基腐病抵抗性品種への切り替え:病気に強い新品種(「みちしずく」など)の開発と普及。
産官学を挙げた懸命な対策により、2026年現在は被害の急拡大に歯止めがかかりつつありますが、一度打撃を受けた土壌の再生には時間を要するため、九州全体の生産回復ペースは慎重な推移を見せています。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/quddskkm/5452008/