渋谷川の源流はどこ?新宿御苑の池と地下に眠る旧隠田川の痕跡を歩く
かつては「濁った水たまりのような場所」と揶揄されることも少なくなかった渋谷ストリーム前の渋谷川ですが、近年その姿は劇的な進化を遂げました。東急主導の大規模再開発計画の一環として断行されたのが、「清流復活事業」です。
自然の湧水だけでは水量が圧倒的に不足するため、東京都の下水処理場(落合水再生センター)で高度処理された高度処理再生水を1日あたり数千立方メートル規模で導水。さらに、渋谷ストリーム沿いの擁壁に伝う「壁泉(へきせん)」を整備したことで、人工的ながらも心地よい水音と澄んだせせらぎが都心に出現しました。
2026年となった現在、川沿いには開放的な遊歩道「渋谷リバーストリート」が広がり、季節ごとのライトアップやクラフトビールフェスティバル、ストリートマーケットが日常的に開催されています。かつて街の裏側として追いやられていた川が、人々の集う親水空間として都市の中心に返り咲いた意義は極めて大きいといえます。
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