何色に見える?Snsで話題の「心の疲労度診断」その科学的根拠と真相
同じ1枚の画像を見ているにもかかわらず、なぜ人によって知覚する色が根本から分かれるのでしょうか。その正体は、人間の脳に備わっている「色の恒常性(カラー・コンスタンシー)」と呼ばれる情報処理機能と錯視にあります。
人間が物体を見るとき、網膜に届く光は「物体そのものの色(反射率)」と「周囲を照らす照明の光」が混ざり合ったものです。脳はこの2つを無意識に分離し、「照明の光を差し引いた、その物体の本当の色」を自動計算して認識しています。
かつて世界中で大論争を巻き起こした「青と黒のドレスが白と金に見える」現象と同様、情報量が意図的に曖昧に作られた画像を目にした際、脳は以下のような判断を行います。
「この画像は薄暗い日陰(青みがかった光)の下にある」と脳が無意識に推測した場合、青みを差し引いて画像を暖色系(ピンクや白金)として認識します。逆に「人工的な黄色い光の下にある」と推測した脳は、黄色みを差し引いて寒色系(青やグレー)として知覚します。
さらに、スマートフォンのディスプレイ輝度、ブルーライトカット機能の有無、部屋の照明環境、さらには観察者の網膜にある錐体細胞の比率といった物理的要因が複雑に絡み合い、最終的な見え方の差を生み出しています。
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