漢字「人」の書き順はどっちから?「入」との違いや美文字の極意を解説
2画しかない文字だからこそ、少しの線の角度や長さの狂いで全体の印象が大きく崩れてしまうのが「人」の難しさです。手書き文字の格を一段引き上げ、スマートで美しい文字に仕上げるための「4つの黄金比ルール」を伝授します。
① 1画目の傾斜は「60度前後」でやや立ち気味に
左払いを寝かせすぎると文字が太って見え、立てすぎると窮屈になります。時計の針でいう「2時から8時」に向かうようなシャープな角度を意識し、最後は軽やかに左下へ払い抜きます。
② 2画目のスタート地点は「上部から3分の1」の位置
2画目を1画目のてっぺんから書き始めると「入」に見えてしまいます。1画目の上から約3分の1の位置にペン先をしっかり置き、1画目に軽く触れる(またはわずかに交差する)位置から書き始めるのが鉄則です。
③ 右払いは「一度止めてから」右斜め下へ伸びやかに
2画目を書く際は、書き始めから中間部まで徐々に筆圧を加え、右下付近で一度筆をしっかり留めます。そこから力を抜きながら右方向へすっと水平気味に払い抜くことで、力強さと優雅さが両立します。
④ 左右の足元の高さを揃える(または右をわずかに下げる)
文字の安定感は接地線の高さで決まります。1画目の左払いの終筆と、2画目の右払いの終筆がほぼ同じ高さに揃うか、右払いがごくわずかに下がる位置で終わると、どっしりとした安定感と気品が生まれます。
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