妖怪ウォッチはなぜ失速したのか?社会現象の終焉と復活劇の全貌

妖怪ウォッチはなぜ失速したのか?社会現象の終焉と復活劇の全貌について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。

2010年代半ば、株式会社レベルファイブが主導した一大クロスメディアプロジェクトは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。株式会社小学館の児童誌『月刊コロコロコミック』での連載、テレビアニメの爆発的ヒット、そして株式会社バンダイが手がけた「妖怪メダル」の全国的な品薄騒動。2014年公開の『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン』は興行収入78億円を突破し、日本映画界の記録を塗り替えた。だが、その過熱ぶりこそが、自らを焼き尽くす最初の引き金となった。

第一の要因は、供給過多と消費サイクルの急速なショートである。メダルのQRコードを読み取らせる斬新な玩具連動は熱狂を生んだが、矢継ぎ早なバージョンアップによって消費者は疲弊した。「前のメダルが使えない」という仕様変更が相次ぎ、親世代のサイフの紐が急速に締まったことは記憶に新しい。

第二に、ゲームソフトの乱発が挙げられる。プラットフォームであったニンテンドー3DS向けに毎年のように新作を投入し続けた結果、子どもたちの可処分時間と購買意欲を過剰に奪い合ってしまった。ヒット作の寿命を自ら削るような猛烈な開発ペースは、やがてファンの息切れを招いた。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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