鏡を見るのが辛いあなたへ|心理学が解き明かすルッキズム克服法
絶望的な歪みから脱出し、醜形恐怖を克服するためには何が必要なのか。心理学研究と精神医学の実践に基づき、自分の顔を受け入れ自己肯定感を高める「3つの処方箋」を独占解説する。
第1の処方箋は、心理療法として確立されている認知行動療法の導入だ。具体的には、鏡を見る時間と回数を意図的に制限し、細部ではなく全体を客観的に観察する「ミラー・レイントレーニング」が有効とされる。「鼻の形が悪い」といった極端な全か無かの思考に気づき、それを客観的かつ中立的な事実に置き換えるトレーニングを重ねることで、歪んだ認知を修正していく。
第2の処方箋は、精神科医として著名な樺沢紫苑氏も提唱する「視覚的デトックスと神経伝達物質のコントロール」だ。スマホを見る時間を減らし、情報過多による脳の疲労を取り除く。さらに、朝日を浴びる散歩や軽度の運動によってセロトニン分泌を促すことで、他者比較によるドーパミン駆動型の過剰な不安感を和らげることが可能となる。
第3の処方箋は、日常生活に取り入れられるセルフヘルプの実践だ。外見以外の領域で自己価値を高める行動習慣を作る。「今日の自分の行動で良かったこと」や「自分の持つ内面的な強み」を書き出すセルフコンパッションの手法は、顔への過剰な執着を分散させ、強固な自己肯定感を構築する土台となる。
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