アーユルヴェーダは日本人に合わない?気候と体質から解く真実

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アーユルヴェーダの核心を成す概念が、生命エネルギーの分類である「ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カファ)」だ。現代ではネット上の簡易チェックシートで自分の体質を判断する人が増えているが、ここに大きな落とし穴が存在する。原典である古医書『チャラカ・サンヒター』(チャラカ)が教える本来の診断は、単なるアンケートではなく、脈診や触診、生活環境の観察を含む極めて精緻な専門領域である。

生まれ持った体質(プラクリティ)と、現在の不調による偏り(ヴィクリティ)を混同したままセルフケアを行うと、正反対の悪影響が出かねない。体に熱がこもっているピッタ過多の人が「身体を温めなければ」と熱湯に近い白湯をガブ飲みして胃炎を起こしたり、カファ(水・重性)が優位な人が重い油の塗布を続けて倦怠感を悪化させる事例が相次いでいる。本質を無視した「やり方だけの模倣」が、合わないという錯覚を生み出しているのだ。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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