鏡に向かって「お前は誰だ」は危険?発狂都市伝説の真相を心理学で暴く
この都市伝説の基本的な筋書きは、「毎日決まった時間に鏡の中の自分を見つめ、『お前は誰だ?』と真顔で問いかける。これを数日から数週間にわたって繰り返すと、次第に鏡の中の人物が自分だと認識できなくなり、最終的に精神に異常をきたして発狂する」というものです。
ネット上では「ナチス・ドイツが行った心理実験が発祥である」という説がまことしやかに語られるケースが目立ちます。被験者に鏡を見せ続けさせ、精神が崩壊するまでの日数を計測したという生々しい設定ですが、歴史的な記録やナチスの公式実験記録に該当するデータは一切存在しません。過酷な心理拷問のイメージを補強するために後から付加されたフォークロア(民間伝承)に過ぎません。
日本国内における直接的な元ネタとしては、1990年代後半から2000年代初頭のテキストサイトや「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」のオカルト板に投稿された体験談形式の怪談が発端とされています。短編小説や漫画のモチーフとしても頻繁に採用されたことで、リアリティを伴った現代の怪談として定着しました。
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