『十三機兵防衛圏』はつまらない?挫折する理由と評価が一変する瞬間
本作のゲームシステムは、シナリオを進める「追想編」、怪獣を迎撃する「崩壊編」、考察を深める「究明編」の3つの要素で構成されている。なかでも意見が真っ二つに割れるのが、タワーディフェンス形式を採用した「崩壊編」だ。これは手強いリアルタイムシミュレーションRPGであり、追想編のグラフィックとは打って変わって、画面上に線や光の粒子、数字だけが並ぶ極めて無機質でワイヤーフレーム調のUIとなっている。
ヴァニラウェアが得意とする美しい2Dグラフィックで描かれたキャラクターを操作して爽快に戦うアクションを期待していたプレイヤーにとって、この画面構成は強烈な肩透かしに映った。「戦闘が地味でつまらない」「アドベンチャー部分だけを楽しみたいのにテンポが削がれる」という不満は、まさにこのジャンル的・ビジュアル的落差から生まれている。難易度調整は可能であるものの、シミュレーションRPG特有の戦略的思考を苦痛に感じる層にとっては、物語の進行を阻む障害物でしかないのだ。
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