『遊戯王』伝説の顔芸はなぜ生まれた?歴代の狂気作画と真相を徹底解剖
闇マリクと並び、デュエルモンスターズ屈指のインパクトを誇るのが城之内克也の顎(アゴ)が尖る顔芸です。加々美高浩氏をはじめとする精緻な作画回でも時折炸裂するこの独特なアゴの誇張は、城之内の熱血漢ゆえの気迫や、コミカルな決意を表現するアイコンとして定着しました。原作漫画の持つダイナミックなタッチをアニメーションとしてさらに先鋭化させた結果生まれた、まさに愛すべき名表現です。
一方で、同じオカルト・狂気系キャラクターである闇バクラとの比較も非常に興味深い対比を見せています。
闇マリクの顔芸が「内なる破壊衝動を剥き出しにしたドロドロの狂気」であるのに対し、闇バクラの表情変化は「冷徹な嘲笑と不気味な底知れなさ」に重きが置かれていました。舌を出しながら相手を見下す表情や、細く吊り上がった瞳の妖しさは、マリクとは異なるベクトルの恐怖を演出しています。同じ作品内でも、キャラクターの精神性に合わせて描き分けられる表情の多様性こそが、遊戯王シリーズの作画の真骨頂でした。
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