大谷翔平の花巻東高校時代を総力取材!160キロ伝説と怪物の原点

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中学時代から地元・岩手県奥州市で「水沢リトルシニアの怪物」と噂されていた大谷翔平。全国の名門校から無数のスカウトが押し寄せるなか、彼が選んだ進路は地元にある花巻東高校でした。最大の理由は、3学年先輩であり、2009年春夏の甲子園で日本中を沸かせた左腕・菊池雄星の存在です。「菊池先輩のように花巻東で日本一になりたい」という強い意志を胸に、大谷は名門の門を叩きました。

花巻東高校野球部での日々は、親元を離れた寮生活から始まります。同校の寮訓である「不思善 不思悪(ふしぜん ふしあく=過去の成功や失敗にとらわれず、今やるべきことに全力を尽くす)」という禅の教えに基づき、徹底されたのは礼儀作法、整理整頓、そして徹底した清掃活動でした。朝の清掃やトイレ掃除を率先して行い、日常生活の隙をなくす規律正しい環境が、大谷の並外れた自律心を育んでいきました。

入学当初の大谷は身長193cmとすでに恵まれた体格を誇っていましたが、骨の成長に筋肉の発達が追いつかず、重い「骨端線(こったんせん)の成長痛」を抱えていました。ここで花巻東の佐々木洋監督は目先の勝利に走らず、1年夏までは投球練習を厳しく制限。徹底した体幹トレーニングと柔軟性の強化、そして1日10杯とも言われる白米の摂取による「体づくり」に専念させました。この我慢の育成期こそが、のちに大輪の花を咲かせる強靭な肉体の土台となったのです。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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