渡御とは?神輿が街を巡行する理由と神幸祭・還幸祭の違いを徹底解説
「渡御」と混同されやすい言葉に「巡行(じゅんこう)」があります。日常会話では同義語のように使われる場面もありますが、神事としての定義には厳格な境界線が存在します。
決定的な違いは、「その列に御神体・神霊がお乗りになっているかどうか」です。
渡御は、必ず神霊が宿った神輿や鳳輦が主役となり、神様自身がお出ましになる神事を指します。一方、巡行は山車(だし)、山鉾(やまほこ)、武者行列、稚児行列などが一定のルートを練り歩く「行進・パレード全般」を指す言葉です。
代表的な例が日本三大祭りのひとつ、京都・八坂神社の「祇園祭」です。7月17日に行われる有名な「前祭・山鉾巡行」は、一見すると祭りの主役に思えますが、本質的にはその夕方から行われる「神幸祭の神輿渡御」のために、神様の通る道を事前に清める「露払い(道清め)」の巡行に位置づけられています。山鉾巡行で街の穢れを祓った清浄な道路を、神霊を乗せた3基の神輿が堂々と渡御していく構造になっています。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/dlsmoyrc/6572664/