「男は見るな」世界一怖い絵画の呪いと作者が仕掛けた心理の罠

「男は見るな」世界一怖い絵画の呪いと作者が仕掛けた心理の罠の要点を詳しく解説してご紹介します。

ネット空間で「閲覧注意の呪物」として神格化された作品群のルーツを辿ると、1990年代後半から2000年代初頭のウェブ黎明期に行き着く。その代表格が、画家ビル・ストーンハムが1972年に制作した『The Hands Resist Him(手は彼を拒む)』だ。少年と等身大の不気味な人形がガラス扉の前に佇み、暗闇から無数の小さな手が伸びるこの油彩画は、2000年にオークションサイト「eBay」へ出品されたことを機に爆発的なバイラルを起こした。

出品者は「夜になると絵の中の子供たちが動き出し、部屋に入ってくる」「幼い娘がパニックを起こした」と主張。真偽不明の怪異報告がフォーラムを埋め尽くし、アクセス数は跳ね上がった。やがて画像を見るだけで体調を崩すという集団ヒステリーへと発展したのだ。

この現象は海を越え、日本国内のWebコミュニティにも飛び火する。特に画像掲示板などを中心に、様々な陰鬱なアートワークが脈絡なく「呪いの絵」として再パッケージ化され、強烈な都市伝説として定着していった。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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