なぜナースキャップは消えたのか?戴帽式の廃止と看護教育のリアル
キャップの廃止に伴い、学校での戴帽式そのものを取りやめる動きも急加速している。実用性のない帽子を被せる儀式に疑問を呈する声や、式典の準備にかかる膨大な時間とコストを臨床技術のトレーニングに充てるべきだという現実的な判断が相次いだためだ。実際、全国の看護大学や専門学校の半数以上がすでに戴帽式を休止、あるいは別の形へとシフトさせている。
2026年現在の最新の看護教育現場では、ナースキャップを授ける代わりに「エンブレムバッジ」を胸元に付けるピンバッジ授与式や、シンプルに誓いだけを立てる「継灯式」「宣誓式」へと移行が進む。かたちは変われど、実習を前にした学生たちの緊張感とプロとしての意識向上という本質は、いまも変わらず脈々と受け継がれている。
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