『君の名は。』元ネタは大甕神社?星神・天津甕星と彗星の裏設定
大甕神社の主祭神は、織物の神である武葉槌命(たけはづちのみこと / 倭文神・しづりのかみ)です。そして同社の地主神にして封じられた神が、星の神である天津甕星(あまつみかぼし / 別名:香香背男・かがせお)です。
『日本書紀』の国譲り神話において、武甕槌神(タケミカヅチ)や経津主神(フツヌシ)といった武神たちですら平定できなかった最後まで抵抗したまつろわぬ神が、この天津甕星でした。最後に派遣された武葉槌命は、武力ではなく「織物の美しさと知恵」を用いて星神の力を pacify(調伏)したと伝えられています。
この対立構図は、『君の名は。』における以下の重要要素と直結します。
・天津甕星(星神・天からの災厄) = 夜空を切り裂いて落ちてくる「ティアマット彗星」
・武葉槌命(倭文神・織物の祖) = 宮水神社で代々「組紐」を織り続ける三葉と祖母・一葉
三葉の祖母・一葉が語った「糸を繋げることもムスビ、人を繋げることもムスビ、時間が流れることもムスビ」という言葉通り、激しい力を持つ星の禍いを、時間をかけて編み上げられた糸の力で受け止め、未来を変えるという構造は、大甕神社の伝説と見事な呼応を見せています。
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