白い恋人パクリ騒動の知られざる内幕!激化するご当地知財戦争
話の起点は2011年に遡る。北海道を代表する銘菓「白い恋人」を製造・販売する石屋製菓株式会社が、吉本興業株式会社の子会社などを相手取り、商標権侵害訴訟と不正競争防止法に基づく販売差し止めおよび損害賠償を求めて札幌地方裁判所に提訴した。標的となったのは、大阪名物として駅や空港で大々的に販売されていた「面白い恋人」だった。
吉本側は「大阪らしいパロディ文化」「お笑いの延長」と主張したが、石屋製菓側の危機感は深刻だった。白を基調としたパッケージデザイン、青いリボン状の意匠、雪の結晶を思わせるグラフィック。どれを取っても「白い恋人」の確立されたブランドイメージにただ乗り(フリーライド)していることは明白だったからだ。
このニュースは当時、Yahoo!ニュースのトップを連日飾り、テレビのワイドショーでも賛否両論が激しく戦わされた。「関西のノリに目くじらを立てなくても」という擁護論から、「露骨な模倣であり許されない」という批判まで世論は二分。しかし、製菓・菓子製造業における知的財産権のあり方を根本から問い直す重大な試金石となったことは間違いない。
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