汗をかかない体質に潜む病気の罠!無汗症の危険性と緊急チェック
皮膚科学・臨床医学の領域で近年、特に注目を集めているのが「特発性後天性無汗症(AIGA: Acquired Idiopathic Generalized Anhidrosis)」だ。日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも詳細が示されているこの疾患は、それまで普通に汗をかいていた健康な人が、明らかな先天的理由もなく突然全身の発汗能力を失ってしまう難病である。
厚生労働省難治性疾患等政策研究事業の対象疾患にも指定されているAIGAの恐ろしさは、単に汗が出ないだけにとどまらない。体温が上昇した際に皮膚へ激痛や強いピリピリ感(コリン性蕁麻疹様症状)が走り、患者を激しい苦痛で苛む。自己免疫の異常によって汗腺周囲にリンパ球が集散し、アセチルコリンの伝達をブロックすることが発症要因として有力視されており、早期のステロイド治療などが臨床現場で模索されている。
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