桐箱の箱書きの正しい書き方|蓋の表裏マナーとにじみ防止の極意
箱書きが完璧に仕上がった後、作品の格を決定づける最後の工程が紐結びです。桐箱には通常、伸びにくく丈夫な「真田紐(さなだひも)」が用いられます。もっとも格式高い結び方が「四方掛け(しほうかけ)」です。
四方掛けは、箱の四辺に紐を十字に回し、蓋の天面中央で結び目を作る伝統技法です。結び終えた際、結び目の輪(リボン状の部分)が縦方向を向くように整えるのが和装束の正しい作法であり、横結び(蝶結び)にならないよう注意します。
また、桐箱は周囲の湿度に合わせて呼吸し、内部の湿度を一定に保つ優れた調湿機能を備えています。箱書きが完全に乾く前に密閉するとカビやインクの癒着を引き起こすため、揮発成分が完全に抜けるまで半日以上陰干ししてから紐を掛け、風通しの良い暗所で保管してください。
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