メキシコ公開「宇宙人ミイラ」の正体とは?Dna鑑定と科学検証の真相
公的機関による完全な否定声明が出された後も、推進派と科学界の間では議論が膠着状態を続けました。なぜここまで主張が真っ向から対立したのでしょうか。
背景にあるのは、推進派が用いた「部分的な真実」の巧みな利用です。標本に使われていた骨の一部は実際に西暦1000年前後の古代人の骨格であったため、炭素年代測定を行えば「1000年前の本物の遺骸」という数値が出ます。彼らはこの「年代測定の正しさ」を「宇宙人遺体の正しさ」へとすり替え、メディアを通じて強弁し続けたのです。
ハイメ・マウサン氏は過去にも2017年に同様の「ナスカの異星人ミイラ」を発表し、後に子どものミイラを加工した悪質な偽造品であることが判明して世界的な批判を浴びた経歴を持っています。科学的な査読(ピアレビュー)を経た学術論文としてデータを発表せず、テレビ番組やインターネットの記者会見、そして政治の場を利用して一方的にセンセーショナリズムを煽る手法は、典型的な疑似科学のプロパガンダパターンと言えます。
タグ:
https://aitraining.bnsf.com/dsrbcgus/5234341/