その抱き方は危険?愛犬を守る正しい犬の持ち方とNg例を徹底解説
動物病院の臨床現場で獣医師が強く警鐘を鳴らしているのが、犬の「脇の下だけを持って持ち上げる行為」です。人間と犬では骨格構造が根本的に異なります。人間は鎖骨が発達しており、腕を横や上に広げても肩関節が安定していますが、犬には退化した鎖骨しかなく、前肢は筋肉と靭帯だけで胴体につながっています。
そのため、脇の下に手を入れて全体重をぶら下げるように持ち上げると、前肢の付け根や肩関節に強烈な牽引力がかかり、肩関節の亜脱臼や筋膜の損傷を招きます。さらに、下半身が宙ぶらりんになることで腰椎が不自然に反り返り、特にダックスフンドやコーギー、トイ・プードルなどの胴長犬種や小型犬では椎間板ヘルニアを発症する直接の引き金になりかねません。
また、犬を仰向けにした状態で無理に持ち上げる行為も厳禁です。犬にとってお腹は急所であり、背骨が伸びきった仰向けの姿勢は内臓を圧迫するだけでなく、強い恐怖心とパニックを引き起こします。足が空中でバタバタと泳ぐような持ち上げ方は、関節の捻挫や股関節脱臼の危険を高めるだけです。
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