砂と土の決定的な違いとは?有機物の有無と園芸の使い分けを徹底解説
植物を健やかに育てるためには、土壌の「保水性(水を蓄える力)」と「水はけ(余分な水を排出する通気性)」という、相反する2つの要素を両立させなければなりません。
砂は粒子同士の隙間が大きいため、「水はけ(排水性)」と通気性に極めて優れる一方、保水力や保肥力はほぼゼロです。逆に、粘土質が多すぎる土は保水力が高すぎて水が抜けず、根腐れを引き起こします。
園芸用の土は、砂のような水はけの良さと、粘土や有機物の保水力を絶妙にブレンドして作られています。粒子が適度にくっつき合って小さな塊を作った状態を「団粒構造(だんりゅうこうぞう)」と呼び、これが理想的な園芸環境を生み出します。
一方で、あえて「砂」を活用する場面も少なくありません。例えば、サボテンや多肉植物のように過湿を嫌う植物の栽培、あるいは草花を増やすための「挿し木・種まき」では、雑菌がなく水はけの良い川砂や富士砂、桐生砂といった園芸用の砂が重宝されます。
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